202102.28放送
実えんどう
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池ノ上レポーター
今日のたわわのわは今旬を迎えている実えんどうを紹介します。
やってきたのは指宿市山川。こちらは実えんどう生産者の西山昭二さんです。
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池ノ上レポーター
実えんどうって、出荷時期っていつ頃になるのですか?
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実えんどう生産者 西山昭二さん
11月の下旬から始まりまして、大体3月の下旬まで続きますね。
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池ノ上レポーター
結構長いですね。
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実えんどう生産者 西山昭二さん
そうですね。9月の下旬くらいに種を蒔きます。その後、発芽しますので均等に太陽があたって順調に育ってくれるようにテープをだいたい10段くらい張って上へ上へ伸ばします。そして咲いている花が全部落ちて実になり、それがどんどん気温上昇とともに膨らんでいきます。
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池ノ上レポーター
まっすぐ伸ばしていくのも大変そうですけども栽培されるときに気をつけることはどんなことですか?
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実えんどう生産者 西山昭二さん
季節風もこれから強くなっていきますので、その際折れたりすることもあります。収穫をしながら管理作業もしていきます。管理作業は大変ですが、露地栽培することによってハウスにはない露地の野菜の美味しさというのも出てくるのかなと思います。
西山さんが育てている実えんどうの品種は鹿児島県が開発した〝まめこぞう″です。
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実えんどう生産者 西山昭二さん
子供たちが嫌いな野菜のベスト3に入るのがグリンピース(実えんどう)なんですけども、子供たちに美味しく食べていただける豆は作れないだろうかと県の方と協力しながら作ったのがこの〝まめこぞう″です。市場に出てからちょうど4~5年たちますが、 食べてもらった子供たちもこれだったら美味しいなとすごく喜んでくれて、作り甲斐がある品種ですね。
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池ノ上レポーター
じゃあ味の特徴としてはどういうのがあるのですか?
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実えんどう生産者 西山昭二さん
とにかく甘いですね。子供たちが好きになってくれる美味しい野菜、豆なんじゃないかなと思います。
実えんどうを使ったいろいろな料理のレシピがJA鹿児島県経済連のホームページに掲載されています。是非チェックしてください。
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実えんどう生産者 西山昭二さん
この実えんどうのいい所は植えてから花が咲いて、その小さな花が落ちて小さな実ができます。それがだんだん膨らんでいってその成長をずっと見られるのです。ある意味子供の成長を見ているようなものです。成長を見て収穫をする時の喜びというのが一番ですね。以前、鹿児島県は実えんどう生産量日本一でしたが、今は1位が和歌山なんです。もう一回追い越して日本一の産地をもう一回作ってみたいなと思っています。本当にひとりでも多くの〝まめこぞう″ファンを増やしていきたいなと思います。
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池ノ上レポーター
沢山ファンが増えるといいですよね。
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実えんどう生産者 西山昭二さん
それを願って農家の方みんなで頑張っていきたいと思います。