201912.15放送
スマート農業 第4弾
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池ノ上レポーター
今回のたわわのわはスマート農業第4弾。畜産現場で取り入れられているスマート農業について紹介します。なに!子牛が産まれそう!?。急げ!
過去3回に渡って紹介してきたスマート農業。ロボット技術や情報通信技術などを活用し、省力化や高品質安定生産を実現する新たな農業のことです。今回は畜産現場でのスマート農業を知るために南九州市知覧町へ。こちらはJA鹿児島県経済連知覧肉用牛繁殖センター杉元淳一場長です。
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池ノ上レポーター
この畜産現場ではどんな風にスマート農業が取り入れられているのか知りたいのですが。
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知覧肉用牛繁殖センター 杉元淳一場長
こちら知覧肉用牛繁殖センターでは2つの機械を導入しています。1つは牛の発情を感知する機械です。
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池ノ上レポーター
どんな風に使う機械なのですか?
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知覧肉用牛繁殖センター 杉元淳一場長
この機械は牛の首に下げて発情とか具合が悪くなって病気じゃあないかとかそういうのをスマートフォンとかパソコンとかに通知して確認することができる機械になっています。
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池ノ上レポーター
実際に見ていなくてもスマートフォンで管理することができるのですね。
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知覧肉用牛繁殖センター 杉元淳一場長
そうですね。
このように牛の活動量や発情レベルを折れ線グラフで確認できるのです。
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池ノ上レポーター
こちらではどういった機械を使っているのですか?
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知覧肉用牛繁殖センター 杉元淳一場長
ここではこの機械を使って母牛の分娩の検知を行っています。
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池ノ上レポーター
どんな風に検知しているのですか?
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知覧肉用牛繁殖センター 杉元淳一場長
この機械を母牛の体内に装着することによって体温の変化そして分娩開始時にこの機械が押し出されて外に出ますのでその時に分娩が始まったということを検知できるようになっています。そのお知らせがスマートフォンとかパソコンの方に送られてきますので離れた場所でも母牛の状態を知ることができます。
2つの機械の導入は畜産現場における効率化や分娩事故の低減につながっているようです。
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知覧肉用牛繁殖センター 杉元淳一場長
発情発見装置のシステム自体が日々の活動データの蓄積をすることができます。それと分娩お知らせの機械では、24時間前のお知らせで分娩の準備ができますし、分娩時の事故をかなり防ぐことができるようになりました。
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池ノ上レポーター
作業も効率的になりますし、しかも安心安全になっていくのですね。
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知覧肉用牛繁殖センター 杉元淳一場長
そうですね。
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池ノレポーター
これまで4回に渡って様々な現場にお邪魔してスマート農業について教えていただきました。今の農業が抱える問題を軽減する新たな農業の形を見ることができました。これからもたわわのわではスマート農業について注目していきます。
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