201912.08放送
スマート農業 第3弾
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池ノ上レポーター
今回のたわわのわはスマート農業第3弾!あいさいマルチを紹介します。
11月24日と12月1日放送の2週にわたって放送しているスマート農業。第3弾の今回は作業の“省力化”がキーワード。南さつま市のさつまいも畑を訪ねました。
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池ノ上レポーター
省力化がキーワードかぁ。何が省力化なんだろう。
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JA鹿児島県経済連 積山昇平さん
池ノ上さん。この畑で使用しているマルチが通常のやつとは違うのです。
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池ノ上レポーター
そうなんですね。
こちらはJA鹿児島県経済連園芸資材課の積山昇平さんです。
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池ノ上レポーター
マルチってどんな資材なんですか?
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JA鹿児島県経済連 積山昇平さん
マルチの役割は地面を被覆し地温上昇と水分蒸発を抑制させることにより土壌の環境を良くして作物の生育を促進させる効果があります。また黒マルチだと雑草抑制効果もあります。
今一般的に使われているのはポリエチレンでできているポリマルチですが、今回番組で紹介するのは環境に優しい農業用生分解性あいさいマルチです。でも一体なにが違うのでしょうか?
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池ノ上レポーター
一般的なマルチとあいさいマルチはどう違うのですか。
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JA鹿児島県経済連 積山昇平さん
一般的なマルチは通常収穫する前にマルチを剥ぎ取る作業をする必要がありますが、このあいさいマルチは土中の微生物によって水と二酸化炭素に分解され、収穫する前にマルチを剥ぐ作業が不要です。生産者の労力削減にもつながります。
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池ノ上レポーター
作業の効率化にもつながるのですね。
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JA鹿児島県経済連 積山昇平さん
はい。
こちらはさつまいも生産者の東馬場伸さん。あいさいマルチをおよそ10年前から使っています。
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池ノ上レポーター
実際使ってみてどうですか?
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さつまいも生産者 東馬場伸さん
作業性が良いというというか男性の方はほとんど機械でつるを払って奥さん方にビニールを撤去してもらうのが今までの流れだったのが相当重労働で(奥さん方から)もうイモはあまり作りたくないという声まで出た時もありましたが今この「あいさいマルチ」になってから面積が徐々に拡大してきている状況です。
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池ノ上レポーター・JA鹿児島県経済連 積山昇平さん・さつまいも生産者 東馬場伸さん
次回は畜産現場で取り入れられているスマート農業についてご紹介します。お楽しみに。