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201911.24放送

スマート農業 第1弾

  • 池ノ上レポーター

    今回のたわわのわのわは今話題のスマート農業を紹介します。私がスマートになっちゃった。

  • 池ノ上レポーター

    スマート農業って最近よく聞く言葉だけど、どんなことなんだろう。

  • 鹿児島大学農学部 神田英司准教授

    池ノ上さん私がお教えしますよ。

    こちらは鹿児島大学農学部の神田英司准教授です。

  • 池ノ上レポーター

    スマート農業ってどんなものなんですか?

  • 鹿児島大学農学部 神田英司准教授

    スマート農業とはロボット技術や情報通信技術を用いて省力化や高品質安定生産などを行う新しい農業のことなんです。日本の農業の問題である高齢化や人手不足を解決する大きな鍵となる技術なんです。

    このスマート農業を実証するため今年度から始まった取組があります。

  • 鹿児島大学農学部 神田英司准教授

    スマート農業実証プロジェクトといって先端技術を農業現場に導入して検証していくものなのですよ。

    JAそおピーマン部会が実際にこのプロジェクトを実践しているということで副部会長の林さんを訪ねました。

  • 池ノ上レポーター

    この機械が先ほどから気になるのですが、何のための機械なのですか?

  • ピーマン生産者 林 文人さん

    この機械はハウスの暖房、換気、CO2、保温、かん水などを総合的に操作する機械なんです。

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  • 池ノ上レポーター

    じゃあこの機械だけで一括で管理ができるわけですか?

  • ピーマン生産者 林 文人さん

    そうですね。

  • 池ノ上レポーター

    便利ですね。

    これまでは栽培に加えすべての機械の管理も個別に行ってきましたが、統合環境制御装置を導入することで栽培環境の最適化による品質の向上を目指しています。

  • 池ノ上レポーター

    暖房ってどんなことを管理しているのですか?

  • ピーマン生産者 林 文人さん

    暖房は時間ごとに温度設定(夜間温度と早朝温度など)できるようにはなっています。

  • 池ノ上リポーター

    CO2を発生させるのはどんな時ですか?

  • ピーマン生産者 林 文人さん

    CO2は外気よりハウスの中がCO2濃度が下がったときに外気と同じ濃度に持っていくように400ppmで合しています。

  • 池ノ上レポーター

    この機械を導入して良かったことってどんなところですか?

  • ピーマン生産者 林 文人さん

    今まで勘に頼ってやっていた作業を数値に基づいて作業できることですね。

  • 池ノ上レポーター

    数値で見えることによって作業効率も変わったのではないですか?

  • ピーマン生産者 林 文人さん

    保温やかん水にかかっていた時間を収穫にまわせるようになりました。

生産者の高齢化、後継ぎの問題など労働力不足が課題となっている今、このスマート農業は農業の新たな形として広がりを見せそうです。

  • 池ノ上レポーター

    今後の目標を教えてください。

  • ピーマン生産者 林 文人さん

    今作の収量を20%アップすることとスマート農業のデータを部会員全員にフィードバッグすることです。

  • 池ノ上レポーター・鹿児島大学農学部 神田英司准教授・ピーマン生産者 林 文人さん

    次回はスマート農業第2弾として農業機械をご紹介します。お楽しみに。