おいしく、美しく、体にもうれしい
かごしま茶
鹿児島をドライブしていると、茶畑があちこちにあると気づく方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、鹿児島は全国第二位のお茶の産地なのです。温暖な気候に恵まれ、特徴ある栽培方法で作られるかごしま茶は、おいしいと評判。全国のお客さまに愛される人気の秘密に迫ります。
鹿児島をドライブしていると、茶畑があちこちにあると気づく方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、鹿児島は全国第二位のお茶の産地なのです。温暖な気候に恵まれ、特徴ある栽培方法で作られるかごしま茶は、おいしいと評判。全国のお客さまに愛される人気の秘密に迫ります。
冬が暖かく春の訪れが早い南国鹿児島
では、毎年「日本一早い新茶」が収穫
されています。四月が近づくと、一面
濃い緑色の茶畑を県内各地で見ること
ができ、私たちに春の訪れを感じさせ
てくれます。新茶つまり一番茶は、十
一月から三月までの約五ヶ月もの間、
冬の休眠後春に向けて土から栄養分を
たっぷりと吸収して育つため、おいし
く栄養があり、多くの人たちが新茶を
楽しみに待つ理由がよく分かります。
そんなかごしま茶は、さわやかな香り
と旨味に富んでいて、淹れると緑色が
濃く、深みがあり美しいのが特徴です。
冬が暖かく春の訪れが早い南国鹿児島では、毎年「日本一早い新茶」が収穫されています。四月が近づくと、一面濃い緑色の茶畑を県内各地で見ることができ、私たちに春の訪れを感じさせてくれます。新茶つまり一番茶は、十一月から三月までの約五ヶ月もの間、冬の休眠後春に向けて土から栄養分をたっぷりと吸収して育つため、おいしく栄養があり、多くの人たちが新茶を楽しみに待つ理由がよく分かります。そんなかごしま茶は、さわやかな香りと旨味に富んでいて、淹れると緑色が濃く、深みがあり美しいのが特徴です。
日本一早い
新茶が
収穫される
南国鹿児島
機械化と
地理的特徴を活かし、
全国二位のお茶の産地へ
今でこそ全国第二位のお茶の産地となった鹿児島です
が、積極的なお茶づくりを始めたのは昭和四十年代と
実は後発でした。それからの躍進はめざましく、機械
化できるようにあらかじめ土地を基盤整備して平坦に
してからお茶の栽培をスタートしたため、生産量がぐ
んと向上したのです。
また、鹿児島の地理的な特徴も生産量のアップに大き
くつながっています。離島が多い鹿児島では、南は徳
之島から種子島、屋久島、そして鹿児島県本土は出水
までと、南北に長い地形を活かして、栽培期間を長く
とることができるのです。
四月上旬の新茶に始まり、
二番茶、三番茶、そして八月中旬の四番茶まで途切れ
ることなく収穫し続けることができます。これが、栽
培面積が静岡の約半分にしか満たない鹿児島が、静岡
に迫る勢いで生産量を上げている理由の一つです。
かごしま茶の栽培の特徴はそ
れだけではありません。お茶
を摘む一週間ほど前に、茶畑
全体に黒いネットをかぶせま
す。実はこれは、おいしいお
茶にするためのある秘策なの
です。黒いネットをかぶせる
と太陽光を七割~八割カット
することができます。そうす
ることで、お茶自身がいつも
より葉緑素を増やそうと頑張
ってくれるのです。これによ
り茶葉の緑がより濃くなり、
淹れたときも濃い美しい緑色
になります。
また、黒いネットをかぶせるこ
とで旨味成分のアミノ酸の増加
を促し、旨味と渋味の調和がと
れた、濃厚でコクのある風味を
作り出すことができます。とこ
ろで、おいしいお茶は七十度く
らいのお湯で淹れることはご存
知の方も多いでしょうが、冷水
で淹れたことはありますか。お
茶にはカテキンやビタミンCが
含まれていますが、冷水で淹れ
ると粘膜免疫系の働きをよくす
るエピガロカテキンの効果が発
揮されやすくなります。ぜひお
試しください。
かごしま茶の栽培の特徴はそれだけではありません。お茶を摘む一週間ほど前に、茶畑全体に黒いネットをかぶせます。実はこれは、おいしいお茶にするためのある秘策なのです。黒いネットをかぶせると太陽光を七割~八割カットすることができます。
そうすることで、お茶自身がいつもより葉緑素を増やそうと頑張ってくれるのです。これにより茶葉の緑がより濃くなり、淹れたときも濃い美しい緑色になります。
また、黒いネットをかぶせることで旨味成分のアミノ酸の増加を促し、旨味と渋味の調和がとれた、濃厚でコクのある風味を作り出すことができます。ところで、おいしいお茶は七十度くらいのお湯で淹れることはご存知の方も多いでしょうが、冷水で淹れたことはありますか。お茶にはカテキンやビタミンCが含まれていますが、冷水で淹れると粘膜免疫系の働きをよくするエピガロカテキンの効果が発揮されやすくなります。ぜひお試しください。
おいしくする栽培方法と
体にうれしいお茶の淹れ方
かごしま茶は他県と比べて品種が
多いことも特徴の一つです。全国
的には「やぶきた」が八割以上を
占めているのに対し、鹿児島では
温暖な気候を活かした「ゆたかみ
どり」や「さえみどり」なども多
く栽培されています。
また、県内のホテルとコラボレー
ションし、煎茶だけでなく抹茶や
ほうじ茶など、さまざまなお茶を
つかったランチを定期的にお客さ
まにお届けしています。洋食や和
食など、お茶を料理としても楽し
むことができます。さらに海外で
は、いま抹茶がブーム。スイーツ
に入れるなど気軽に抹茶を楽しむ
外国人が増えています。
飲むだけではなく料理やスイーツ
など幅広く、そして世界でも注目
されつつあるかごしま茶。おいし
く、美しく、そして体にもうれし
い、南国鹿児島のお茶をどうぞお
楽しみください。
かごしま茶は他県と比べて品種が多いことも特徴の一つです。全国的には「やぶきた」が八割以上を占めているのに対し、鹿児島では温暖な気候を活かした「ゆたかみどり」や「さえみどり」なども多く栽培されています。
また、県内のホテルとコラボレーションし、煎茶だけでなく抹茶やほうじ茶など、さまざまなお茶をつかったランチを定期的にお客さまにお届けしています。洋食や和食など、お茶を料理としても楽しむことができます。さらに海外では、いま抹茶がブーム。スイーツに入れるなど気軽に抹茶を楽しむ外国人が増えています。
飲むだけではなく料理やスイーツなど幅広く、そして世界でも注目されつつあるかごしま茶。おいしく、美しく、そして体にもうれしい、南国鹿児島のお茶をどうぞお楽しみください。